サイバーパンクな街の中で、歌詞が電光掲示板など至るところに次々現れるリリックビデオ。歌詞の出現の方法に必ずギミックを伴わせ、ゲームのような横スクロールの世界で起承転結を持たせることに挑戦している。背景はほぼすべてイラストペイントソフトではなく、映像ソフトであるAfter Effects上で2Dのシェイプレイヤー(四角や丸など単純な図形の組み合わせ)をアニメーションさせることで制作しており、それによって独特の無機質さが演出されている。後半は楽曲の「マイノリティ」というテーマに合わせ、隕石が降り注ぎ逃げ惑う人々の中、街の奥へとひたすら進んでいく主人公の姿が描かれる。
Ryu Matsuyama
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